格闘技の『金的』― 発生しやすいケースから対策、最適なファールカップ選びまで

格闘技をやられている皆さん、『金的』を経験したことはありますか?

 

『金的』とは

 

男性にとって最大の急所である 睾丸への攻撃・接触

またそれによって発生した 強烈な痛み を指します。

 

 

金的は、基本的には不慮の事故によって発生するケースがほとんどで

まともに受けてしまうと数十分は立ち上がれず、その後、数日間にわたって日常生活にも支障をきたすほどの苦痛を伴うものです。

 

 

そこで今回は注意喚起も兼ねて

・金的になりやすいケース

・なった場合の対処法

・金的を予防するためのファールカップ選び

などについて詳しく紹介していこうと思います!

 

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金的になりやすいケース

 

格闘技をしていると、意図せずに金的を受けてしまうことがあります。

実際に自分の経験としても、スパーリングやミット打ちの中で、以下のような技で金的をもらったことがあります。

 

インロー(ローキックが内腿をすり抜けて…)

膝蹴り(接近戦での攻防の中で…)

前蹴り・ミドルキック(低い位置で蹴られたり、無理に蹴りで対処された場合…)

バックスピンキック(そもそも難しい蹴りなので足が上がらない…)

スパーリングや試合では、相手のわずかな動きによって蹴りの高さや軌道が変わるため

思わぬ形で金的を受けてしまうことがあります。

土屋
土屋
TAKA
TAKA
ボディブローであれば打たれる時に腹筋を固めて耐えることも可能ですが

金的はそうもいかないので本当に危険ですよね…

 

金的を受けたときの応急処置

 

金的を受けた際に、少しでも早く痛みを和らげるための対処法を知っておくとよいでしょう。

 

深呼吸: 血圧が急激に低下するため、精神的にも慌てないよう呼吸を整えましょう。

膝を曲げ、前かがみになる: 痛い時は自然とこのポーズになると思いますが、少なからず痛みを和らげる効果があります。

患部を冷やす: 氷や冷却スプレーを使うことで腫れを抑えられます。

時間をおいて回復を待つ: 軽い金的であれば数分で回復しますが、症状がひどい場合は、格好悪いなどと思わず横になって休みましょう。

TAKA
TAKA
痛くて苦しんでいる時に冷静になるのは非常に難しいですが

なるべく落ち着いて対処できるといいですね。

腰付近を叩くと楽になるので、やってしまった
際には、相手の腰をグローブで叩いて謝罪を!
土屋
土屋

 

金的の痛みのメカニズム

 

金的を受けると、他の打撃とは全く異なる独特の痛みが走ります。

これは、以下の2つの要因があるためです。

 

・局所的な痛み(睾丸そのものへの衝撃)

直接的に打撃を受けたことで、その箇所に強烈な痛みを感じます。

その後、しばらくして鈍い痛みに変わることが多いです。

 

・神経を介した痛み(腹部への痛み・吐き気)

睾丸からの神経は腹部(みぞおち)と繋がっているため、下腹部にも痛みが広がります。

血圧が急激に下がり、呼吸が乱れることが多く

 

また強い衝撃を受けたことによって、脳神経を通じて吐き気・めまいも発生させます。

 

これらの要因が重なり、金的は他では味わえないダブルパンチのような痛みになるのです。

漫画とかでは笑えるシーンとして描かれることの多い金的ですが
実際には全く笑えないです!
土屋
土屋

 

重症例に注意

 

ほとんどの金的は時間が経てば回復しますが、重症化するケースもあります。

 

腫れが引かない・内出血がひどい → 病院で診察を受けるべきです。

強い痛みが長時間続く → 精巣の損傷やねじれの可能性があるため、早めの受診が必要です。

血尿が出る → 腎臓や尿道にダメージがある可能性があります。

 

このような症状が出た場合は、無理をせず病院へ行くことをおすすめします。

スパーリングで負った怪我では健康保険が
使えない事があるので、スポーツ保険加入
をオススメします!!
土屋
土屋

 

ファールカップ選び

 

金的を防ぐためには、そもそも打撃や接触に気を付けることも重要ですが

適切なファールカップ(股間に装着するサポーター)が必須です。

 

以下、ファールカップの代表的な種類を紹介します。

 

 

 

 

 

・キック/ムエタイタイプ(厚タイプ)

カップの交換はできないが、ボクシングタイプに近く防御力は高く広範囲をカバーしている。

ボクシングタイプより蹴りがしやすいようにベルト部分などがスッキリしている。

 

・ボクシングタイプ

ウエストまで広くカバーするタイプ。

ズレにくく、強い防御力を誇るのでボクシングルールでは超安全な設計。

キックルールの場合、蹴りが打ちにくく、横から蹴りが侵入することも稀にある。

カップの交換は基本的には不可。

 

・金属タイプ(試合用)

最も防御力が高いが、装着に時間がかかるので気軽なマススパーリングでは取り外しが若干面倒。

スパーリングでは接触した相手にダメージを与えてしまう可能性がある。

 

TAKA
TAKA
スパーリングをやる時の力加減によってどれを使うか選んでもいいと思います。

着脱のしやすさ、動きやすさ、それか防御力重視で選ぶか…

もし防御力が不安なら、通常のカップの中に金属プレートを入れるという手もありますよ。
土屋
土屋

 

※ファールカップの紐(ベルト部分)が緩んできたら、危険ですので必ず交換するか補修するようにしましょう。

 

スパーリング中の注意点

 

金的を受けないためには、自分自身でも以下に気をつけることが大切です。

 

カウンターを警戒する: 特にインローや前蹴りのカウンターには注意です。

距離を詰めすぎない: 接近戦では偶発的な蹴り・ボディブローが金的に当たりやすいです。

相手にも意識させる: スパーリング前に「金的注意」と伝えておくことで、不意の事故を減らせます。

ルールを決めておく: 膝蹴りや回転技、ベルト以下の攻撃、腿の付け根を狙うインロー、三日月蹴り・早出しの前蹴りetcを禁止するなど、前もってスパーリングのルールを確認しておきましょう。

 

まとめ

格闘技において金的は避けられないリスクの一つですが、適切な対策を講じることで被害を最小限に抑えられます。

 

痛みのメカニズムを理解し、ファールカップをしっかり装備することで、安全にトレーニングを続けていきましょう。

この記事の筆者

土屋 和義
土屋 和義
格闘技ジム経営者、元プロキックボクサー&プロボクサー、柔道整復師。
登録者45000人程のYOUTUBE格闘技チャンネル運営。格闘技についての知識や技術を「楽しく分かりやすく解説」