格闘技に必須のヘッドギア | 使い方と選び方を徹底解説!
この記事では
ボクシングなどの格闘技で使われるヘッドギアの役割・選び方・手入れの方法に焦点を絞って解説をしていこうと思います!
・ヘッドギアは必要なのは分かってるけど何故か装着したくない
・ヘッドギアを買いたいけど選び方が全く分からない
・試合前で急にヘッドギアを装着しないといけなくなった
上記の人は、是非最後までお読み下さい。
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Contents
ヘッドギアの歴史
ヘッドギアの起源は、古代の戦闘やスポーツにさかのぼり
古代ギリシャやローマの時代から、頭部を保護するための簡易的な装具が存在していたとされています。
現代の格闘技におけるヘッドギアは20世紀初頭から普及し始め
ボクシングやレスリングの試合で選手の安全を確保するために導入されました。
その後、技術の進歩とともに素材やデザインが改良され
より効果的に頭部を保護する製品が開発されてきました。

戦闘でもスポーツでも、生存率を上げるためにヘッドギアは必須なんですね!
人間に対してダイレクトな攻撃を加える動作が多いですから、やはり危険は付き物なんですよ。

なぜヘッドギアを使うのか
ボクシングを始めとした格闘技では、頭部への衝撃は避けられません!
それに頭部への直接攻撃を禁止している競技であっても、不慮の接触が起きてしまうものです。
頭部を覆ってくれるヘッドギアは、頭蓋骨や顔面への衝撃を軽減し
主に眼球や鼻・顎などの損傷や切り傷などのリスクを低減するために使用されます。
練習生にとっては、怪我を防ぐだけでなく
安心して練習に集中できる環境を提供する役割も果たします。
何故なら、怪我をすると総練習量が減ってしまうからです。


やはり怪我は気持ちとは関係なく足を引っ張るモノですからね・・・
ヘッドギアを着用しない場面と2つの理由
※プロボクシングの試合において
現在、男子シニア層(18歳~40歳)では廃止となっております。
理由としては
国際ボクシング協会(AIBA)が、安全性の観点から決めたようで
理由1
ボクサーたちがヘッドギアを着用しているときの方が、脳震盪などの頭部の負傷を理由に
レフェリーが試合を中断する頻度が高い
理由2
①視界が狭まる → 攻撃を避けにくい
②安心感や慢心から頭部のガードが疎かになってしまう
ですが
プロアマ問わず全ての選手が練習中は ヘッドギアを必ず着用して練習 しています。
接触や衝突による骨折や切り傷を減らせるのは確実で
特に!
目や歯を保護できるのは一番大きいので、ヘッドギアの着用を推奨します!
日常生活(食事、仕事、息抜き)にも大きく影響する
し、余計な仕事やストレスの増えますので!

ヘッドギアの使い方
ではヘッドギアの使い方を解説します。
正しいサイズの選択
ヘッドギアは頭部にしっかりフィットするものを選びましょう。
ゆるすぎると動いてしまい、防具としての効果が半減します。
また、キツ過ぎると頭(側頭部)が非常に痛くなります。
一般的な基準としては頭囲・体重で決めましょう。
S:頭囲 ~54cm 体重 ~50kg(ジュニア向け)
M:頭囲 54~58cm 体重 50~65kg
L:頭囲 58~62cm 体重 65~80kg
XL:頭囲 62cm以上 体重 80kg~
※メーカーによって同じサイズでも大きさのブレはあります。
正しい装着方法
① ヘッドギアを頭にかぶり、目や鼻・耳の位置を確定させます。
②頭の後ろの固定ベルトや紐を調整します。
③最後に顎のベルトを締めます
清潔に保つ
使用後は汗や汚れを拭き取り、乾燥させて清潔を保ちましょう。
特にオススメなのは、以下のような高濃度なアルコールを吹きかけて除菌することです。
愛用しています。スプレーヤー2本常備。

買うときのオススメのポイント
ヘッドギアを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
ヘッドギアのタイプ別
ヘッドギアのタイプ別にも触れておきます。
・固定方法の違い
紐タイプ: フィット感を細かく調整可能ですが、装着に時間がかかるため上級者向けです。
ベロクロ(マジックテープ)タイプ: 素早く着脱可能で初心者からプロまで簡単に使える反面、長期間使用すると固定力が弱くなることがあります。
のが早いので注意が必要です。紐の方が長期
で使えますが多少かさばりはします。

・保護箇所の違い
顎を守るタイプ: 顎への衝撃を軽減します。特にボクシングやムエタイで役立ちます。
鼻を守るタイプ: 鼻骨の損傷を防ぎたい場合に適しています。
フルフェイスタイプ: 顔全体を保護するため、初心者や怪我を避けたい方におすすめです。
顎は殆ど攻撃が来ないですし、喰らっても
最悪でも顎が少し外れるくらいなので。
鼻は鼻血は勿論、折れることも多いです。

・通気性と視野の広さ
通気性のあるデザインであれば、長時間の使用でも蒸れにくく快適に使っていけます。
また、視野が広いか狭いかで『閉所恐怖症』『高度なディフェンス』の有無で変わってきます。
『慣れ』でフルフェイスも使いこなせるので
固定概念を捨てて使ってみるのも吉です。

・形状
縦長、丸いタイプなど様々あるので好きなものを選びましょう。
なるべくトップメーカーに多い丸いタイプが特にお勧めではあります。
・素材
本革か、耐久性のある合成素材を選びましょう。
ボクシンググローブほどに何千~何万回とあちこちに叩きつけるモノではありませんが
長く使うために、丈夫な素材であることに越したことはないです。
・スポーツ別の特徴
ボクシング用: 頭部と頬骨を重点的に保護します。
レスリング用: 組み付きが多いためケガしやすい耳を保護するデザインが特徴です。
総合格闘技(MMA)用: 軽量で動きやすさを重視します。
おすすめのヘッドギア
ボクシングで使うヘッドギアの価格としては3000~20000円くらいの幅があって、グローブと同じようにピンキリとなっています。
使用するヘッドギアは、顎のガードが厚い + 目元がしっかり奥に入っているモノが望ましく
特にインファイト(近距離)の練習では適切なヘッドギアをしていないと、顎関節脱臼が頻発します。
そして、目元にグローブが入る隙間ができているヘッドギアですと、網膜剥離などの重篤なケガに繋がることがあるので注意してください。
以下のヘッドギアは上記の内容をクリアし、キックボクシングのアマチュア試合でも
よく使われていておすすめのヘッドギアになります!
コチラは格闘技最大手のWinningのヘッドギアです。
かなりの高価格ですが、防御力と性能・使い勝手は最高クラスなので
初心者の方も是非、一度チェックしてみるといいでしょう。
以下のヘッドギアはコストをかけたくない方でも怪我をかなりケアしたい
場合に検討してほしい商品です。当ジムの中級者たちが愛用しています。
以下のヘッドギアは小学生~中学生、また小柄な女性にもオススメです。
当ジムではコチラを使って、スパーリング恐怖症だったジュニアの子が
気持ちを強く打ちあえるようになりました!
ヘッドギアの紹介をしましたが、いかがでしたか?
近年は格闘技のレベル自体が大幅に上がってきているために、昔のように実力者はヘッドギアをしない傾向にあるジムもありますが
誰がいつ強くなってもおかしくない時代になっているので、なるべくやめた方がいいと思います。
「どんなに強い攻撃も、当たらなければどうと言うことはない」とアニメや漫画でもよく言われるように
究極的には、パンチを避ける技術を徹底的に身に付けていれば頭部がむき出しでも大丈夫です。
ですが相手は相手で、パンチを当てる技術も磨いているわけですから
全ての攻撃を避け切るのは不可能と言えます。
ヘッドギアは安全性だけでなく、練習や試合の質を向上させる重要な道具となります。
適切な選び方と使い方を心掛け、より充実した格闘技の体験を楽しみましょう!
この記事の筆者

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格闘技ジム経営者、元プロキックボクサー&プロボクサー、柔道整復師。
登録者45000人程のYOUTUBE格闘技チャンネル運営。格闘技についての知識や技術を「楽しく分かりやすく解説」
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