インファイト(接近戦)のコツと練習法!!サンドバッグで強くなろう!!

皆さんはボクシングのインファイト(接近戦)の練習法について詳しく知りたいと思ったことはありませんか?

 

特にサンドバッグを使って怪我なく練習ができたらいいですよね!

 

この記事では、誰もがインファイト(接近戦)が簡単に強くなるコツ、練習法を解説していきます!

TAKA
TAKA
インファイトですか。

対人練習だと出来ますが・・・

サンドバッグだと何をやったらいいかわからない人が多い。

あるあるですね!

土屋
土屋

 

↓↓ 動画のリンクも載せておきますので、併せてコチラもご覧ください!

 

TAKA
TAKA
インファイト(接近戦)の公式審査員みたいな人がいるとして、その人の前で

自信を持ってインファイト(接近戦)の練習をサンドバッグで出来ていると言えるか、私はちょっと怪しいです

私もインファイターですが、サンドバック練習での成果に

100%の自信があるか?と言われたら少し気まずいです・・・

土屋
土屋
とは言えじっくり考えてみると

「コレがキーポイントだ!」と自信を持てるところが見つかりました

土屋
土屋

 

と言うことで

 

突き詰めていけば確実に上達する & 実戦でも使える、サンドバッグで鍛えるインファイト(接近戦)技術を紹介していきます!!

 

TAKA
TAKA
多くの人がこの記事&動画を見て、インファイト(接近戦)の技術向上に役立ててもらえたら嬉しいですね!

 

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インファイト(接近戦)の重要ポイント

インファイト(接近戦)を練習する上で抑えていきたい大切なポイント、最大のコツは

 

・距離が近いので強く打てるパンチが限られる

・相手のパンチを被弾するリスクが大きい

・実力が拮抗すると打ち合いになる

 

インファイト(接近戦)で重要になるパンチ

まず「インファイト(接近戦)を教えてください!」という練習生に多いこととしては、

右アッパーが弱いことが挙げられます。

(オーソドックススタイルで解説していきます。サウスポーの場合は左アッパーとなります)

 

左ボディーブローもインファイト(接近戦)で決め手となるパンチですが、

まずは右アッパーを差し込めないことには、相手の腕を1本以上防ぐ事もできませんし、左ボディーブローを活かせません!

 

だから「インファイト(接近戦)で強くなりたかったら右アッパーを強くしろ!」と、これに尽きます。

 

右アッパーが弱いと話にならない。

これはサンドバッグを相手にするときであっても同じことが言えて、

左ボディーブローはどの距離からでも強く差し込めないとあまり意味がないです。

 

他のパンチもインファイト(接近戦)で使うことはありますが、それらは副菜のようなもので、

至近距離でメインとなるのは右アッパーと左ボディーブロー、この二つになります!

TAKA
TAKA
動画に出てる相方のMくんも接近戦で重視している打撃は右アッパーだそうです
それは正解ですね!

右アッパーはめちゃくちゃ練習した方が良いと思います!

土屋
土屋

 

また、これからインファイト(接近戦)の対人練習に必須の道具をご紹介いたします。

 

①顎のガードが厚い+目元がしっかり奥に入っているヘッドギア

インファイト練習では適切なヘッドギアをしていないと、顎関節脱臼が頻発します

そして、目元にグローブが入るヘッドギアですとアッパーによって網膜剥離などの重篤な怪我も見たことがあるので注意してください。

以下のヘッドギアは上記の内容をクリアし、アマチュア試合でもよく使われているヘッドギアになります。

 

コチラをしていないと、いくらディフェンスが上手くても舌や唇を噛んだり、歯が折れたり、酷いことになります。
以下のマウスピースは安価でネットで買えるものにしてはモノが良いので入門ではオススメです。
 
 
 

インファイトで重要になる姿勢

足の構え

Mくんがインファイト(接近戦)時にディフェンス面で気を付けているのは、いつも以上に姿勢を前のめりにすること。

相手の攻撃に押されないように自らの姿勢を落とし、それをクッションにして右アッパーを差し込む。

これも大事なテクニックの一つです。

 

前傾すぎると打撃が弱くなる点には気を付けましょう
土屋
土屋

 

私(土屋)が気を付けているのは足の構えになります!

 

ヒット&アウェイをメインにするアウトボクシングスタイルは中間~遠距離が得意なタイプで、

どちらかと言うと足は相手に対して縦(半身)に構えており

それによってジャブやステップを使いやすくしています。

 

中間~遠距離のファイターは、前手(ジャブ、左フック、左アッパー)を重視しています。

足を縦に構えて半身にすることによって自らの被弾数を抑えて、遠距離から攻撃を仕掛けていくという戦法を可能にしているのですが、

その反面、半身=右手が後ろへ下がっているために右のパンチ(ストレート、右アッパー)がやや出遅れる傾向にあります。

 

もちろんそれはそれで磨いていけば無双できるスタイルになり得るのですが・・・

逆にインファイトの場合は、同じように足を縦に構えると弱くなってしまいます。

 

ではどうすればいいかと言うと、インファイト(接近戦)をメインにする場合は

足はやや横に広げて、相手の足を外側から挟むようなイメージで構えるとよいでしょう。

 

足を横に広げておくと体は多少正面を向くので、右手を出すのが相手よりも早くなるわけです。

接近戦においては、この方が安定するし打ち負けもしづらい構えになります。

アウトボクサーに対してアウトボクシングで対処しようとすると限界があります。

そんな場合には、インファイト(接近戦)に切り替えることで勝利への突破口も見えてきます!

土屋
土屋

 

姿勢の高さ

インファイト(接近戦)のコツがもう一つあって・・・

Mくんのように姿勢を落とすパターンと、姿勢を落とさないパターンもあります。

 

こちらが姿勢を落とさないパターンは、

相手の方から姿勢を落として入ってきた時には自分が上になってしまうこともあり、その場合はインファイト(接近戦)はかなり難しくなってしまいます。

なのでお互いの姿勢が中間くらいで同じだったらちょうどいい感じになります。

 

何を言いたいかと言うと、姿勢のつなぎ目・切れ目をなくすことが大事です。

 

①姿勢が高めなアウトボクシングスタイル。

②そして姿勢を落として戦うインファイトスタイル。

 

この二つの境界線が、あまりない方が良いです。

 

切れ目が明確だと、相手への対処や自分の取れる動作が限られてくるため弱くなります。

中間距離でも接近戦でも、あまり姿勢が変わらない方が強いと思います!

 

実際に、史上最強とも言われるボクシングチャンピオンの井上尚弥選手には、姿勢の切れ目が見受けられません。

彼はどこにいてもだいたいが同じ姿勢で、その時その時に合わせて自然にシフトできるように心がけているはずです。

 

TAKA
TAKA
なるほど・・・
井上選手の強さの秘密は色んなところに隠れているわけですね!
そういう観察眼も養っていくと、
格闘技の深さも増していくと思いますよ!
土屋
土屋

 

顎は引いておく

あともう一つ付け加えると、

顎は常に引き続け、顔を隠している状態を保ちます。

どの局面においても、攻撃を仕掛けながらも連動して顔を隠せていると良いと思います。

 

サンドバッグは固定されているので、自分が前に行けば行くほどパンチの威力が弱くなってしまいます。

なので顎を引いて顔は隠しつつも、体は前に行かずパンチが弱くならないような距離感を保ってサンドバッグを打つ。

 

以上の点を心掛けていきましょう!

 

サンドバッグを使ったインファイトの練習

では、いよいよ実際にサンドバッグを打ってみましょう。

 

動画の中では私が指示を出して、それに合わせたサンドバッグ打ちをMくんと一緒にやっていきます!

動画を見ながら練習できる環境であれば皆さんも一緒にやってみてください!

 

ブロッキング姿勢で足を止めない

インファイト(接近戦)になると通常時よりも力みがちですがリラックスを保ちます。

そして副菜となる弱い攻撃を入れながら、相手に対して横を通りながら右アッパーと左ボディーだけを強く打ちます。

サンドバッグは反撃してきませんが、打ち終わりもガードを固めておくことを意識しましょう。

 

頭をゆらしていく

次に、真ん中→左→右と頭を動かします。ダッキングで頭の位置を変える練習になります。

頭が左に行ったら“溜め”ができるので、そこで左ボディーを打ちます。

先程と変わらず、足は止めないように気を付けましょう。

 

ゼロ距離で

文字通り、頭部をサンドバッグに付けてしまいます。

ブロッキングを解いて、グローブをちょっとだけ下に降ろします。

その状態で左ボディーを強く打ちます。

頭を付ける代わりに肩を使ってもいいです(片方の肩をサンドバッグに密着させます)。

 

ガードポジションから10秒くらい強打

相手が前に出てきたところを想定して、容赦なく強打を連続で叩き込んでいく練習です。

副菜としての他のパンチも強く打ちましょう!

 

ノーガードで

ブロッキングをしないで、肩でL字を作ります。

やはり足は止めず、かつサンドバッグから付かず離れずの位置を保つのがコツです。

顔の位置を変えていき、

右肩が前に出るときは右肩で相手を防いで、左肩が前に出るときは左肩で相手を防いで、

自分が相手の右側をとったら右アッパー、左側をとったら左ボディーを打つようにします。

 

左右へのロールをする

常にサンドバッグと密着した状態を保ちながら、

相手をいなすように、左からロールして右へ入ります。

反対に、右からロールして左へ入ります。

 

正面から

インファイトは時と場合によっては、テクニックを捨てて全力で突撃する必要もあります。

正面突破を意識して、ワンツーを全力で打ち込んでいきます。

時折フックやアッパーも混ぜて打ちましょう。

 

振り返り

「インファイト(接近戦)のコツと練習法!!サンドバッグで強くなろう!!」というタイトルでご紹介してきましたが、

いかがでしたでしょうか。

 

動画を撮影して振り返ってみたのですが、

やっぱり自分はインファイターでありたい!と再確認できました。

 

と言うのも、

中間距離やアウト寄りの距離でどうにかならないで困ったときに、どうにかできるのがインファイトの強みだと思います。

 

単純なフィジカルや肉弾戦で敵わない相手と戦うときに、埋められない実力差を他の部分でカバーすると言うか、

「インファイト(接近戦)では負けないぞ!」という強みがあった方が良いです。

 

それプラス接近戦だから大変かと思いきや、実は意外と疲れない面もあったりします。

時にサンドバッグ(対人であっても同じ)にもたれかかれるわけですから、

サンドバッグとじゃれあって楽しみながら、同時に休憩もできてしまうのがインファイト(接近戦)の一つのコツでしょう。

 

TAKA
TAKA
中間距離~アウト寄りの距離で練習してて、

そこで疲れたらサンドバッグに密着して、インファイト(接近戦)の練習と休憩も同時にできるわけですね!

上手い選手もそういう戦い方を実践でやっていますし、

やればやるほど身に付く練習なので暇な時にずーっとやっていられますよ!

土屋
土屋

 

今回サンドバッグでやった内容は、突き詰めていくと実践でも効果が出るので

ぜひ試していただけたらと思います。

 

更に簡単なインファイト(接近戦)の練習法も公開しているので良かったらご覧ください

↑上記の練習にはウォールマウントバッグ(ウォールミット)が必須になりますが

windy社や他のTOPブランドの物だと注文から半年以上納品に時間がかかり、コストも5万円以上と現実的ではありません。

以下のバッグで十分代用可能ですので、オススメです!

 

 

 

 

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この記事の筆者

土屋 和義
土屋 和義
格闘技ジム経営者、元プロキックボクサー&プロボクサー、柔道整復師。
登録者45000人程のYOUTUBE格闘技チャンネル運営。格闘技についての知識や技術を「楽しく分かりやすく解説」