ミット打ちのコツ!ミット持ちもバッチリ教えます!
ミット打ちで必要な道具や実践のコツ(打ち方と持ち方)を初心者でも分かりやすくまとめてみました。
こんな経験はありませんか?
「ミット打ちでケガをした」
「初心者のミットを持つとリズムが早くなりすぎてしまう」
「キックミットが重すぎて1ラウンド持たない」
「思ったほどミット打ちで疲れない・面白くない」
そんなときは、ミット打ち・ミット持ちが上手くできていない可能性があります。
しっかりと完成されたミット打ちができると、どんなスポーツよりも楽しく・カロリーを消費します♪
是非、ミット打ちのコツを掴んで、素晴らしいミット打ちを実現しましょう。
こちらはミット打ちのコツを解説した動画になります。
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Contents
ミットの種類と特徴
ミットといえど、様々な種類があります。
色んなミットを試してみて、自分にあったミットを使用してみましょう。
コチラの動画内で様々な種類のパンチングミットの解説をしております。
パンチングミット
その名の通り、パンチを打つ為だけのミットです。
パンチングミットの最大の特徴は軽さです。
軽いがゆえに、ミット持ち側も機敏に動くことができ、返しを入れることができるのでミット打ち側により動きの幅を持たせることができます。
指が出るタイプ
指が出るタイプのパンチングミットは、上級者向けです。
まず通気性が良く、菌や臭いがこもりにくいので、保存しやすいミットです。
また、指が出ていることで、指を使っての指示もできますし、手を広げて脱力することもできるので扱いやすいです。
指が出るタイプは、比較的、打つ面が平らになっていることが多いので、パンチを面でしっかり捉えたい場合には最適です。
デメリットとしては、相手のパンチを受け止める瞬間に指を握りこむ動作をしないと、相手のパンチによって突き指する可能性が高いという点です。
格闘家は常に手を握らない癖がついているので、変なタイミングでパンチが指に当たると簡単に突き指してしまいます。
初心者が、このパンチングミットを扱う時は、常に指を曲げておく方がいいでしょう。
上記のような指が出るタイプで平面なパンチングミットで扱いやすいのは、BODYMAKERのミットです。
winngなど高額なものほど薄く扱いが難しいので、まずコスパの優れたBODYMAKERから使ってみることをオススメします。
指が出ないタイプ
指が出ないタイプは、初心者から上級者まで幅広く使えます。
指が自然に曲がる仕組みになっていることが多く、指もミットの先から出ないので怪我のリスクは殆どありません。
また、打つ面が曲面になっている事が多いので、ミット持ちの経験がなくてもパンチを受け止めやすいです。
デメリットとしては、通気性が悪いので、手が非常に暑く感じてしまう事です。
また、蒸れるので消臭もしっかりする必要があります。
自分としては、指が出ないタイプを推奨しています。
このタイプのミットでオススメしているのはRDXのミットです。
指が出ないタイプのミットといえばRDXという感じで、発祥?昔からこのメーカーが強い印象です。
キックミット
キックミットは、基本的に蹴りをしっかり受け止める為に長細く分厚く重い素材でできています。
素早いコンビネーションには対応していませんが、パンチも受ける事ができます。
軽量キックミット
キックミットながら非常に軽いのが特徴。
一般的な本格革製より、値段も安く、素早いパンチにもある程度対応可能。
デメリットとしては、強い蹴りに対してはクッションが弱すぎて、腕を痛める事が多く、それなりにパワーが無いとキックを抑えつけにくい。
また、腕を固定する帯も壊れやすい。
※メーカーによっては、軽量ミットでも丈夫なものが出ています。
このタイプのミットで王道・・・というより最上級ミットはwindyです。品切れ覚悟というか、日に日に高騰して品薄になっているような?
あらゆるフィットネスジムで使われていて殆ど一生使える代物です。
本格革製
一般的なキックミット。
蹴り側もしっかり蹴りこめて、持ち手も楽々受け止められます。
試合に出る選手は、是非このミットで蹴りを押し込む力と脛を鍛えていただきたいところです。
デメリットとしては、持ち手が上手くないとミットの角に足が当たって怪我をするところです。
仕入れたばかりの物だと、硬くて足が痛い。
持ち手としても、重いので扱うのに慣れが必要。
このタイプで超本格的なミットはwindy。一生モノですが、値段が高いので注意すべし。
パンチ・キック兼用
軽くてパンチを受ける事も簡単にでき、かつキックもしっかり蹴りこめるキックミット。
打つ面が、曲面になっているので、汗で蹴りが滑っていくこともないので受け止めやすい。
また、腕の部分にクッションがあるので腕への衝撃も軽減。
本場タイのムエタイジムで大流行のキックミット。
デメリットとしては、殆ど見当たらないが、幅が薄めなので超重量級のプロの蹴りを受けるのには向いていないかもしれない。
自分のオススメのキックミットです。
このタイプでは超王道かつ唯一無二の逸品はphenomのミットです。
個人的にはこのミット1つあれば、キックボクシングはOKだと断言できるほどオススメです。軽くて蹴りを受け止めやすく、腕の痛みもありません。
ハンドミット
いわゆるテコンドー用ミット。
パンチにも使えない事もないですが、テコンドーのような単発のパンチしか受けられません。
蹴りは、脛で蹴るというよりは、足の甲で素早く当てて音を鳴らすことが目的です。
デメリットとしては、キックボクシングで使うとしたら、ハイキックやバックハンドブロー専用で一般の練習には使えず、フィットネス目的での利用になるということです。
※慣れてくると2個持ちでパンチのコンビネーションにも使えます。
オススメなのはコチラ。テコンドーのメーカーの方が質が良いことが多く、握りやすいのが特徴です。
ミット打ちのコツ
リズムを意識しすぎない
前後左右の揺れを意識しすぎると、踏み込むタイミングが難しく感じると思います。
まずは、べた足でいいので大胆に(がに股)でしっかりとタイミングを計って踏み出すのがミット打ちの最初のコツです。
リズムを取る時も、足踏みで十分です。
プロの選手でもリズム取りは、足踏み程度しかしない選手もいっぱいいます。
ミットを押し込まない
元々腕の力が強い人や肩の力が入りすぎている人に多いですが、ミットを押してしまう事があります。
そうすると、力のかかり具合は大きいですが、身体の出入りが遅くなり、ミット持ちの人より1テンポ遅れて動き出すので、徐々にリズムがくるっていきます。
ミットを押さずに、しっかり打ち込みながら、腕の戻しも早くするには背中の筋肉を意識して腕を出しましょう。
肩の力だけで腕を操作しようとすると、ぎこちないパンチになってしまいます。
背中を固定して、腕を投げる イメージで打つとしなやかで戻しも早い綺麗なパンチになります。
手首のスナップを意識する
鞭を勢いよく引くと『パチン』と高い音が出ると思います。
これは、音速を超えた音で、その時に出るパワーは単純に押すような力の比ではないです。
パンチも同じで、当たる瞬間に手首を曲げる(スナップ)事で、単に力いっぱい叩くよりも爆発的なパワーを生み出す事ができます。
また、スナップに慣れてくるとミット持ち側に身体を預ける比率が少なくて済むので、体幹のブレも少なくなり、小回りが利く立ち回りをすることができます。
打ち終わりにディフェンス動作を行う
パンチやキックの打ち終わりに手足がバラバラになっていると、実際に使えない動きであり、見た目も宜しくありません。
スパーリングをしない人でも、しっかり打ち終わりのディフェンスを意識した動きができると様になります。
肩の力を抜く(肩を揺らす)
肩に力が入っていると、あまりいいパンチも蹴りも打てません。
極限までリラックスした状態から打つことが理想です。
その為には、定期的に肩を揺らしたりして、肩の力を抜くといい打撃が打てます。
ミット持ちのコツ
こちらはミット持ちのコツを解説した動画です。是非参考にしてみてください。
相手が打ちやすいように持つ
まず人によって身長が違います。
また、打ち方も微妙に違ってくるので、クリーンヒットさせてあげられるようにミットの角度を微調節してあげる事が重要です。
相手の打った感じを見て、ぎこちないようだったら高さや角度を随時変えるようにしましょう。
相手が怪我しないように持つ
特にフックやアッパーなどの手首を痛めやすいパンチでは、打撃の角度が安全だと確認できるまでは、ミットの押し込みを弱めてあげると親切です。
蹴りのミット持ちでは、キックミットの角が相手の足に当たらない角度で、ミットを持った方がいいでしょう。
指示・リードをする
一番よくないパターンが、打ってる人のペースになってしまう事です。
ミット持ちは、ただ持っているだけの人になってしまいがちです。
コツとしては、相手が打ち終わるタイミングで一度、ミットを下ろすのです。
こうすることで、ミットを上げた時だけ打つ という認識をさせることができるので、リードが上手くいきます。
また、何回かミットを打った後に、1ポイントアドバイスができると打ち手も課題を与えられて、考えながら打つことができるので、良いミット打ちになります。
背中の筋肉で受け止める
パンチやキックが強い方の打撃を肩や腕の力だけで受け止めようとすると、怪我をする原因になります。
最悪の場合、肩関節がおかしくなってしまうので、背中でしっかり受け止めるのがいいでしょう。
また、腕の力だけで受けると受けきれずに顔に打撃が当たってしまう可能性すらあります。
スイッチを上手く使う
自分が次に移動する方向に移動しやすいように、ミット持ち中にオーソドックス・サウスポーを使い分けるといいでしょう。
また、相手のミドルキックを受ける時は相手の右の蹴りに対してはサウスポー、左の蹴りに対してはオーソドックスで受けるのが、ミット持ちのコツです。
いかがでしたでしょうか?
ミット打ち、ミット持ちどちらも奥深く、できると面白いので是非チャレンジしてみてください。
この記事の筆者
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格闘技ジム経営者、元プロキックボクサー&プロボクサー、柔道整復師。
登録者45000人程のYOUTUBE格闘技チャンネル運営。格闘技についての知識や技術を「楽しく分かりやすく解説」
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