【保存版】キックボクシング上達の秘訣!必ず伸びる要素5選

今回はキックボクシングが一気に上達するために必要なポイントをまとめました。

 

「やってもやっても上達しない…」

「プロの動きなんて夢のまた夢…」

 

そんな経験、ありませんか?

 

 

自分も同じような経験を痛いほど経験し、絶望と再起を繰り返してきました。

 

実はこれ、才能やセンスの問題じゃありません



私自身、運動神経ゼロ・ほぼ独学でしたが、人並み以上の技術を身につけ

 

現在ではプロ格闘家へも対等以上にスパーリング・コーチングができるまでに成長しました。

 

 

YouTubeではそのテクニックを無料公開中!

https://www.youtube.com/@smilekick

 

 

 

今回は、100%キックボクシングが上達する5つの鉄則をお伝えします。

 

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動画は最強のコーチ!「自分を見る」習慣

自分の動きを知らずに、上達はできない。

自分のシャドーボクシングやスパーリングの動画は、単なるウォームアップではなく自己解析ツール



あらゆる観点から自分を観察しましょう。

 

フォームや構え上達の観点

 

  • 動きの中でガードが下がったり、フォームが崩れていないかどうか
  • ステップが最後まで綺麗に維持できているか
  • パンチ時に肩や腰が入っているか、姿勢がアップライト過ぎていないか
  • 蹴りの時に軸足が伸びたり回っているか、身体が回っているか

 

オフェンス技術の観点

 

  • 攻めている時に力み過ぎていないか
  • 攻めながらもバックステップやスウェーの準備ができているか
  • 打ち終わりにガードが下がっていないか
  • 打つ時に顎が上がっていないか

 

ディフェンス技術の観点

 

  • 相手のラッシュに圧されていないか
  • 無駄に下がって追い詰められていないか
  • スウェーしすぎて他のディフェンス技術がしにくくなっていないか
  • 避けるだけで精いっぱいになっていないか

 

また、単に自分の動きだけ見るのではなく、相手との比較をしたり、上手い人との比較をしながら見ることが重要です。

 

「動画を見る」というのは思ったより難しく、後回しにしたり、いつか見ると思っていると忘れます。

 

なので

 

必ずスパーリング後に見る

帰って風呂の中で見る

食後にソファーで見る

寝る前に寝室で見る

 

など決まったルーティンが必須になります。

 

TAKA
TAKA
うちのジムでは、みんなスパーリング後に2人で見る
ってシーンが多いですよね。
一番、感覚が研ぎ澄まされたスパー直後が
まずオススメですね。相手もコーチも近くに
いるので意見も聞きやすいですから。
土屋
土屋

動画を撮影するためには、以下のようなスマホ用三脚・スタンドを使いましょう。

 

スパーリング撮影にオススメなUlanzi MT‑44 Vlog三脚(伸縮タイプ)

動画を分析して課題を明確にする

動画を撮って見る習慣ができたら、次は課題を作るための分析を行います。

 

自分にとって、どこを優先的に修正したらいいのか?

 

そこを発見し、課題化するまでのプロセスは仕事と同じくセンスを含みます。

 

しかしながら、以下のように項目化していくことで誰でも動画から課題を見つけ出すことができるでしょう。

 

①印象が悪い部分だけ切り抜き(録画)

動画の参考になるシーンは感覚で分かります。



「あれ?思ってたより腕が下がってる…」

「なんか分からないけど見た感じがダサい…」

「このシーン、誰にも見られたくない…」



この違和感、不安要素が一番の財産です。

 

このワンシーンを切り抜いて(再録画)して常に見れる場所に保管しておくと、直そうとする意識が高まります。

 

また、上手い人やコーチに見てもらうにも2分3分の動画よりワンシーンで見せた方が、その方の時間を取らずに済みます。

実は私も5年間ずっとこの作業を繰り返しています。
スパーの動画が溜まると本当に重要なシーン以外は
同じ動きの連続で残すメリットが薄かったりもします。
土屋
土屋

 

②自分の良い動きを評価する

格闘技をやっている人に 「得意なスタイルは何ですか?」 と尋ねると

 

「自分の動きは全部課題だらけで特に得意なものなんて・・・」

 

と謙遜することが多いです。

 

そういう人は課題を見つける=弱点を克服するのは上手いです。

 

しかし、もともとの技術を更に伸ばすのは苦手だと感じます。

 

今の悪いところを直すのにフォーカスしすぎると 自分の持ち味・実は強い動き を忘れがちです。

 

動画を見る際は最優先で、この動画でどの動きが一番良いのか?を必ず見つけることが最重要事項となります。

 

勿論、良い動きを①と同じで切り抜いて理解を深めましょう。

 

例えば、実は左ローキックが良いと感じれば、次のスパーリングでは倍以上に手数が伸びたり、打ち方をこだわったりできます。

 

TAKA
TAKA
あーなるほど!
私の場合はとても長いスパンですが、確かに
そういうサイクルで成長してる気がします!
上手くハマった動き、策、見た目が良い動き
いかに自分を良く見れるかがカギです。
色んな評論家が自分の中にいる感じで!
土屋
土屋

③スローモーションで見る

素早い動きや連続した動きの連動、駆け引きを深く理解していない人は

 

キーとなる動きや課題となる部分を見落としている事があります。

 

例えば、カウンターを貰った理由として

 

事前に少し手が下がっていた のではなく 相手のフェイントで手を下げさせられていた

 

というものが結構あったりします。

 

また、飛び込みフック(ガゼルパンチ)の打ち方を練習したいとします。

 

その時に上手い選手の動きを通常倍速でひたすら見るよりも

 

スローにして足や腕の動きを分解して理解した方が理解が早かったりします。

 

より集中して見るためにはipadスタンドを利用
するのもお勧めです。iPhoneも兼用で使えます。
土屋
土屋

 

課題から練習をつくる

2つ目のキックボクシング上達のためのポイントは

 

課題を改善するための練習をつくる

 

コーチに頼めばいい という人もいると思いますが、100~300人いるジムでは1人1人にかけられる思考や時間に限界があります。

 

動画を絶え間なく見て分析した状態であれば、自分が自分にとって一番のコーチになります。

 

しかしながら、自分で練習を決める場合・コーチに決めてもらう場合でメリットデメリットはそれぞれあるので記載しておきます。

 

自分で練習を決める場合のメリット

 

  • 練習時間の全てを効率よく使ってあらゆる練習を同時に取り組める
  • 課題に沿った練習としても練習強度としてもズレが殆どない
  • 自分で決めた練習なので、やらされてる感=ストレスがなく集中できる
  • 突き詰めると強くなっている人の殆どの思考や練習スタイルに近づく

 

自分で練習を決める場合のデメリット

 

  • 技術の深掘りができる練習=更に良い練習方法があっても気付けない
  • 技術習得時の弱点・穴を埋めるために同時にやらないといけない練習に気付けない
  • 段々と手を抜いたり、方向性が間違ってきていても気付きにくい

 

コーチに練習を決めてもらう場合のメリット

 

  • より効率の良い練習方法が見つかる事が多々ある
  • そもそもの課題設定が甘かったり、間違っていたことが判明することがある
  • 微妙な間違いに気付いて微調整してもらえる
  • 厳しい道のりではあるが最短で強くなれる

 

コーチに練習を決めてもらう場合のデメリット

 

  • 自分の技術や得意技を押し付けるタイプのコーチだと課題内容に沿わないことがある
  • 練習がどんどん派生していき、結局は違う練習がメインになってしまうことがある
  • コーチが教えることが難しかったり、難易度が高い技術練習で身の丈に合わないことがある
  • 自分のペースで出来ないのでプレッシャーやストレスに感じることもある

 

特にコーチとの相談では人間関係もありますので
相性も関係してきます。色んなコーチ、色んなジム
への出稽古、YouTubeなどで自分に合った意見や
練習方法を探してみるのもお勧めです。
土屋
土屋
TAKA
TAKA
私は今のジムが人生初になりますが、コーチ陣が
高圧的でないし、話が面白くて助かりました(笑)

理想の練習の決め方と取り組み方

 

①課題から練習の基盤は自分で作って、まずは自分で試してみる

②最初だけコーチに見てもらうことで方向性がビシッと決まり、ブレる事が少なくなる

③行き詰まったり、ある程度の達成を感じたらコーチにチェックしてもらう

④自由度や楽しさを感じたいなら、更に深掘りしながら自分でいろいろと試してみる

⑤ホンモノのスキルを磨きたいなら、コーチにガチな意見を貰ったり、ガチな実戦で試す

 

TAKA
TAKA
私はのんびりやりたいので自由に特に課題
を決めないで練習していますね(笑)
でも、上達しているってことは脳死でも
代表から勧められた練習が良いんでしょう!
私としては会員さんによって、楽しさとガチさの
配合をうまい具合に変えながら練習を提案してます。
でも、自分で考えてやっている人が続くし、続くから
強くなりますね。私も生涯、独学です。
土屋
土屋

プロの動きを参考にする

強くなりたいなら、最短ルートは “真似ること” です。



プロ選手の動きには、無駄がなく、何年もの経験と研究が詰まっています。



その動きをただ憧れるだけでなく、具体的に研究して自分の課題とリンクさせることで、一気に上達スピードが変わります。

 

上達の為のプロの動きの参考にする方法

格闘技を見るとき、ついつい好きな選手だけの試合を見がちです。

 

しかし、上達するという観点においてはファン目線で見るのではなく、格闘家として見る必要があります。

 

打撃の種類に合わせて見る

例えば、ジャブを練習するならジャブの名手。ジャブを多用する選手の方がいいでしょう。

 

何故なら、ジャブのフォームだけでなく

 

打つタイミング

打ってはいけないタイミング

様々なジャブの打ち方

ジャブを打つ前後の行動

 

がしっかり勉強できるからです。

 

もっというなら、パンチならボクサー、キックならキックボクサーやムエタイファイターと分けるのもオススメです。

 

自分のファイトスタイルに合わせて見る

① インファイター(接近戦型)

懐に入ってボディやショートパンチ、ヒジ・ヒザで削るタイプ。

  • 武尊… ローや前蹴りで距離を詰めてパンチで攻めるスタイルが強かった

  • マイクタイソン… 密着戦や近距離での打ち合いが得意


② アウトボクサー(距離型)

フットワークとジャブ・前蹴り・ローで徹底して間合いをコントロールするタイプ。

  • フロイド・メイウェザー… スピードと距離感で圧倒、当てさせずに当てる典型的なアウト型

  • 天心 … フットワークとテクニックで相手を翻弄


③ ボクサーファイター(オールラウンダー)

状況に応じてインもアウトもこなせる万能型。

  • 魔裟斗 … パンチとキックのバランスが取れた「教科書型」

  • ジョルジオ・ペトロシアン …打ち合いもできて距離の使い方も上手いキック界のPFP1


④ カウンターパンチャー

相手の攻撃に合わせてタイミングを取るタイプ。

  • ペットパノムルン … 左ミドルをカウンター気味に合わせたり、相手の出入りに合わせて強い行動するのが得意

  • 城戸康裕… 相手の攻撃を冷静にさばき、的確にカウンターを狙う


⑤ プレッシャーファイター(圧力型)

常に前に出て間合いを潰し続けるタイプ。

  • 野杁正明 … ひたすら前進して攻め続けるK-1スタイル

  • 佐藤嘉洋 … 長身ながらも前に出てローとプレッシャーで相手を追い詰めた


⑥ スウォーマー(ラッシュ型)

手数と連打で押し切るタイプ。

  • マイク・ザンビディス … 超接近戦でパンチ連打、典型的なラッシュ型

  • 木村“フィリップ”ミノル…とにかく打ちまくるスタイル


⑦ スイッチヒッター

構えを自在に変えて相手を翻弄するタイプ。

  • チンギス・アラゾフ…オーソ・サウスポー切替+トリッキーな技で受け許さない強い攻め

  • モハメド・シハラサラニ …技の選択によってオーソ、サウスポーへの切替をよく使う

 

プロ格闘家の試合を参考にし出した辺りで
道具の拘りも出てくるはずです。一生モノと
言われる最高ブランドwinningも検討しましょう。
土屋
土屋
TAKA
TAKA
うちのジムでも選手は次々にwinningを
揃えていますね!行き着くのですね…

プロの格闘技観戦はU‑NEXT、DAZNがオススメです。

 

ガチなスパーリングを徹底的に経験する

試合に最も近い実戦に慣れること、モノにすること = 本当に強くなった証

 

いくらミット打ちやシャドーを繰り返しても、実際のプレッシャーや緊張感の中でしか磨けない技術があります。

 

身体が吹っ飛ぶ打撃をもらう怖さ、距離感のズレ、体力の消耗…。



それらすべてを「実戦で味わうこと」が、圧倒的な経験値となり、短期間で一気に伸びる原動力になります。

 

実戦でしか学べない「間合いとタイミング」

マススパーリングやミット打ちでは自分のリズムで動けます。

 

しかし、本気のスパーでは相手の出入り、フェイント、間の取り方に翻弄されます。

 

ジャブでさえ、本気で振られると簡単には近づけない圧があります。

 

「この一瞬しかない」という攻防の感覚は、本気の実戦でしか掴めません。

 

これが身につくと、攻撃の成功率・駆け引きのレベルが一気に跳ね上がります。

 

恐怖心を克服することで得られる自信

初めて本気のパンチをもらった時、誰もが「恐ろしい…」「もう嫌だ…」と思います。

 

でも、その恐怖を経験し、立ち上がり、再び構えた瞬間に―― 「自分は倒れない」という揺るぎない自信が芽生えます。

 

この自信は戦う時だけでなく、日々の練習のメンタルにも強烈な影響を与えます。

 

より厳しい練習、より強い人とも戦えるようになり、更なるレベルアップを可能にします。

 

疲労状態で出せる“本物の技術”を体得する

ラウンドを重ねると、腕は足は鉛のように重くなり、視界も狭まります。

 

”それでもガードを上げ、正確なフォームで打ち返せるか”

 

ここで培った「限界の中でも出せる技術」こそ、実戦で勝敗を分ける本物の力です。

 

プロが使える抜きの打撃、強弱、メリハリのある動きは全て、この状態を経験しないと体現できないといっても過言ではないでしょう。

 

怪我を防ぎつつガチを経験するコツ

ガチ=無謀な殴り合いではありません。

 

 

することで、怪我のリスクを最小限にしながら「本気の攻防」を経験できます。

 

以下は初心者にオススメなコスパ最強の怪我防止の道具たちです。

 

RDX公式ヘッドギア HGX-T1

RDXファールカップ

ショックドクター マウスピース

 

スパー後の振り返りが成長を10倍速にする理由

ガチスパーは、やった直後が一番学びの宝庫。

 

すぐに相手やコーチに意見をもらうことで

 

「なぜ当てられたのか?なぜ当てられなかったのか?」を即座に理解できます。

 

しかし、特に重要なのが

 

この記事の冒頭部分で解説した

 

①直後に動画を見る

②その後にじっくりと動画を見て、分析→課題設定

※良い部分と課題部分を切り抜き

③課題から練習を作成

※自分で作る場合とコーチに相談する場合を分ける

④課題のテーマに沿ったプロの動きと比較する

 

このフィードバックを繰り返す人は、半年で“別人レベル”に成長します。

 

 

 

以上で ”キックボクシング上達の秘訣” の記事は終了となります。

 

いかがでしたでしょうか。

 

できている人は意外と普通な内容に感じられたかもしれません。

 

しかしながら、コレができている人は恐らくアマチュア上位…もしくはプロレベルで間違いないと思います。

 

もし、そうでないなら何かが欠けているのかもしれません。

 

この記事を見返して、大きなヒントを掴み取ってみて下さい。

 

 

この記事の筆者

土屋 和義
土屋 和義
格闘技ジム経営者、元プロキックボクサー&プロボクサー、柔道整復師。
登録者45000人程のYOUTUBE格闘技チャンネル運営。格闘技についての知識や技術を「楽しく分かりやすく解説」