プロ格闘家のステップとは?奥足が使えると一気に強くなる!!

プロ格闘家のステップってなぜか素早く勢いがありませんか?

 

その秘密はと言うと、奥足の使い方です。

※オーソドックスの場合は右足

 

た
今回のテーマは奥足・・・ですか
これはとても大事な部分で、

奥足の使い方が出来ているかどうかで「格闘技の強い・弱いが決まってくる」と思っています

代表
代表

 

言い換えれば・・・

 

奥足の使い方を身に付けられれば

 

スパーリングでいつもやられてしまうような人も一気にプロレベルになる。

最低でもアマチュアの初戦では負けないであろう鉄板の動き方となります!

 

ということで今回は、奥足を使った動き方をわかりやすく紹介していきます!!

 

 

↓↓ 動画も投稿しています。併せて見るとよりわかりやすいと思います!

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奥足を効かせた構え方

今回ご紹介するテクニックは、ボクシング・キックボクシングに関係なく使えるものです。

 

奥足を効かせた構え方とはどんなものかと言うと、動画のサムネイルにもあるように、

奥足の膝をしっかりと曲げ、かかとを浮かせて爪先で立つ形です。

そして常に後ろ足がある程度、前に寄っていること。

 

↓↓ 正面から見るとこんな感じです

これによって、ふくらはぎの強さが常に使えるようになります。

 

相手と対面しているときにベタ足になってしまったり、または動いた後にベタ足になっていると

その次の動きが弱くなってしまったり、前傾姿勢で対応しなければならないだとか

とっさにスウェーバックしなければならないような状況が増えてきたり・・・

 

結果、後手に回ることも多くなってしまいます。

 

それを避けるためにも、

動く前も、動いた後も、奥足のかかとが浮いている形を作り、ふくらはぎが強く使える状態の構えを維持していく必要があります。

 

スパーリングで相手と対面している時にモジモジして前に出ていけないという人は、奥足を使えていない可能性が高いです。

また中間距離が苦手な人は、相手の動きが止まってくれた時しか攻撃の手段がないという状態に陥っています。

カウンターが苦手な人も同様です。

 

立ち回り方は後で解説していきますが、

何が来ても奥足を使って対応できるようにします。

 

バックステップや横移動をしたときも奥足の状態は崩さないよう心がけましょう。

(左に横移動したときは、一時的に左足が奥足となります)

 

バックステップで下がっても、奥足が効いていればすぐに復帰できます。

奥足を効かせることで急な攻撃にも対応できるので、色んな風にカバーしても復帰がしやすいです。

復帰が早いと攻撃に転じやすくなり、結果ディフェンスだけでなく攻撃面もかなり強くなります!

格闘技で大事なのは、まず中間距離を制すこと。

そのためには奥足が効いた状態を維持したまま相手と見合うことです

代表
代表

 

また、ステップをよく使う格闘技を行うなら着圧ソックスを履くことをオススメします。

疲労軽減や瞬発力の向上にも繋がりますので、特にプロボクサーは殆ど必須のアイテムです。

 

奥足を効かせた打撃

膝を曲げてかかとを浮かしながら構えて、相手のパンチにもキックにも対応できるようにしていきます。

 

ただし奥足を後ろに置きすぎると自分が蹴りの動作をしづらくなるので、ある程度寄せておくこと。

奥足を寄せてからローキック、奥足を寄せてからミドルキック、奥足を寄せてから前蹴り。

このようにしないと強く打てません。

 

ステップからのジャブやストレートに関しても、奥足を寄せてから打ちます。

 

何でそうするかと言うと、

これによって蹴り込みが使え、強く踏み出せるのでスッと早くパンチを打てるからです。

奥足は体勢キープ力も担ってくれるので

バランスも崩れにくくなります!

代表
代表

 

奥足を使って構える時の注意点

注意点としては、両方の膝を同じように曲げておくと俊敏な動きがしづらくなる点です。

なので膝を両方とも曲げない方がいいです。するとスムーズに動きやすくなります。

 

それと、重心が前に傾かないようにしましょう。

顔が膝よりも前にならないように、ニュートラルの重心をキープしながら

奥足で自分を輸送するような形で、相手との距離を詰めたり引いたりが出来るようになるといいでしょう。

 

後は、ずっとかかとを浮かせていると足が疲れてしまうので、

たまにはベタ足を混ぜて休憩してもいいです。

た
奥足で自分を輸送・・・

なるほど、わかりやすいイメージです!

 

奥足を効かせた立ち回り

ではこの奥足の使い方で、実際にどう立ち回っていくのかを解説していきます。

ジャブへの対応

相手からのジャブは、

奥足の膝を曲げた状態で右手でパーリングをしながら

前の手(左手)はいつでもジャブを打てるようにしておきます。

両手を使ってカバーする場合はキックのプランにします。

相手がパンチを打ってくるとわかっている場合は両手でしっかりとカバーし、キックでカウンターを狙っていきましょう。

 

ただ基本的には左手も防御に使っていると後手に回ってしまうことが多いです。

なので相手がどのパンチで来るかわからない時は、ジャブを右手でカバーしながら、左手はいつでも攻撃できるように準備しておきます。

 

また奥足が効いているので、

バックステップを使って素早く距離を取ったり、相手の懐に潜り込む(ダッキング)ことで回避することもできます。

 

ちなみに初心者は、素足でステップするので 親指の皮がすぐ剥けてしまって 次の練習に支障をきたすのでホワイトテープで親指を巻いて保護することをオススメします!。

私は格闘技10年以上やっていますが、ニチバンの布ホワイトテープは必須です。

※拳や手首の保護にも使えて、止血にも使えるので超便利です

 

 

ストレートへの対応

ストレートに対してはどうするか。

ジャブと同じくインサイドへのダッキングであったり、

あるいは前足はそのままにして奥足を自分の左後ろへ引いてしまってもいいです。

 

手堅くいくのなら、まずは相手のジャブを見て一回下がって様子を見るか、

もしくはパーリングしながら横に入って打ち返すかを見定めていきましょう。

 

奥足を使って攻撃

では、自分自身のジャブやストレートはどうするかと言うと、

右手をパーリングに使うか、ストレートを打つのに使うかを状況に応じて決めていきます。

打つ時は、奥足を使ってしっかりと踏み込んで打ちましょう!

 

もしくは相手のジャブの出方をうかがってから、右側から被せるように打つか。この場合だと、出が遅れますが意外とパンチが入りやすいです。

この時、回避も兼ねてインサイドに入りながら打った方が安全を確保できます。

 

またインサイドに入る際、入りながらローキックを受ける方が、相手の状況を悪くさせることができます。

この時、ローキックを無難にカットすることは捨てていますが
その対価として攻撃するチャンスが得られます!
代表
代表
た
なるほど、キックを主軸にする選手にとって
蹴っている最中に距離を詰めてこられるのは困ってしまいますね

 

奥足を使って微調整

せっかく相手の攻撃パターンを見切るテクニックがあったとしても、

実戦では相手も動いているので、その中でテクニックを使っていくというのは難しいと思います。

 

その時に奥足を使えると、動きの微調整が簡単にできます。

 

一般的なボクシングのスタイルだと、両足を使って前後にピョンピョンと跳ねてステップをしますが、

実はこれだと動きが無駄に大きいから雑になるし細かい調整もできません。結果、パンチも打ちづらくなります。

そうならないために、奥足だけで距離とリズムを取っていく必要があります。

 

相手がジャブで攻めてくるようであれば、こちらは右手を上げておいてパーリングできるようにしておく。

ストレートが来そうなら一回下がるのか、避けるのか、左手で受け止めるのかを選んでいく。

このように状況に合わせてプランを考えていくので、動きの微調整が欠かせません。

 

そこで上手く体勢を整えながら動けるのが、奥足を使えることの利点になります。

奥足が効いていれば、同時にキックのカットもしやすい体勢を維持しながら動けるのも大きなメリットです。

 

奥足を使って実戦に臨む

動画の終盤では実際に私がサンドバッグを打っています。

奥足を使ってパンチ、奥足を使ってキック、

奥足を使って、いつどんな攻撃が来ても対応できるように微調整・・・という動作がわかると思います。

常に奥足を効かせた動きで戦況をコントロールしていきましょう!
代表
代表

この奥足を使った動き方が出来るようになってから、私も実戦においての差し合いがかなり有利になりました。

アマチュアの人がプロ格闘家を相手にしても、この奥足の使い方が出来ていれば一方的にやられてしまうようなことはなくなると思います。

 

地道な練習の積み重ねになると思いますが・・・

ステップで悩んでいる人、差し合いにおける詰め方がわからずやられてしまうような人は、

奥足の使い方をしっかりと学んでいただいて、

 

今までスパーリングで勝てなかった相手とも対等に戦えるようになりましょう!!

 

 

 

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この記事の筆者

土屋 和義
土屋 和義
格闘技ジム経営者、元プロキックボクサー&プロボクサー、柔道整復師。
登録者45000人程のYOUTUBE格闘技チャンネル運営。格闘技についての知識や技術を「楽しく分かりやすく解説」